おいしい紅茶のいれ方

監修: ルピシア

コツとポイント

大切な水選び
お茶の味を十分に引き出したいなら、ミネラル分の少ない軟水がおすすめです。 日本の水はほとんどが軟水ですから、水道水でも十分おいしいお茶がいれられます。カルキ臭が気になるようでしたら、1~2分沸騰させてから使うようにするとよいでしょう。
茶葉の量を正確に量る
紅茶のパッケージにある「いれ方の目安」に記載された、茶葉やお湯の分量や時間を守ってください。また茶葉の形状によって重さはずいぶんと異なるものです。 キッチンスケールを使い茶葉の量を正確に量ることをおすすめします。
ポイントは「味見」
ちゃんと時間を計ったのに「ちょっと渋いかなぁ」「少し早かったかなぁ」という失敗はよくあるもの。 蒸らし時間の少し前に少量の紅茶を味見をして「おいしくなってきた」と思ったタイミングで、茶葉を取り出すか、完全に注ぎきるようにしましょう。

紅茶のいれ方

ストレートで
基本のいれ方
  1. 1.
    ポットは保温性がよく丸くふくらみのある磁器製のものがおすすめです。
  2. 2.
    ポットにお湯を入れて、あらかじめ温めておきます。
  3. 3.
    茶葉を量りポットに入れて、沸かしたてのお湯を注ぎ蒸らします。
  4. 4.
    味見をして、おいしく出たらカップに注ぎます。
ミルクティーで
基本のいれ方
  1. 1.
    ポットとカップをしっかりと温めておきます。
  2. 2.
    いつもより茶葉を多めに、浸出時間も長めにいれたお茶にミルクを加えます。 ※ミルクをたっぷり使う場合はミルクをあらかじめ電子レンジなどで温めても。

紅茶王子ゆかりの紅茶

アッサム

19世紀前半から続く英国式紅茶産地がインド・アッサム。年間約120万トンの紅茶を生産する、世界最大の紅茶大国インドの中でも、最大の生産量を誇っています。 豊かな大地を想わせる力強いコクを楽しめる、ミルクティー向きの紅茶を多く産する地域。紅茶王子の名称にふさわしい伝統的な名産地です。
おすすめの茶葉
  • アッサム CTC
    濃厚なコクと甘みが楽しめるスタンダードなアッサム紅茶。ミルクティーやチャイに最適。
  • アッサム・カルカッタオークション
    ゴールデンチップスを贅沢に含む、アッサム紅茶のみのブレンド。豊かなコクと甘みがミルクに最適。
  • チャイバッグ カルダモン&ペッパー
    カルダモン&ペッパーとアッサム紅茶をブレンド。清涼感とコクのバランスによる正統派の味わい。

アールグレイ

アールグレイは、ベルガモットで香りづけをしたフレーバードティーの元祖とも言えるお茶。 その名のアールとは貴族の爵位である伯爵のこと。1830年代にイギリスの首相を務めたグレイ伯爵(1764~1845)という、実在の人物の名を冠しています。 高貴にして爽やかな味わいは、ホットはもちろんアイスティーにもおすすめ。
おすすめの茶葉
  • アールグレイ・ダージリン
    100%ダージリンを使った、香り高くすっきりとしたアールグレイです。
  • アールグレイ・オレンジペコ
    セイロンのオレンジペコがベースの、まろやかで優しいアールグレイです。
  • アールグレイ・グランドクラシック
    英国のグレイ伯爵が惚れ込み、アールグレイの基となった銘茶を再現しました。

セイロン

セイロン(スリランカ) 英国式の伝統を引き継ぐ紅茶産地として知られるインド洋に位置する熱帯の島。 標高によってローグロウン(610m未満)、ミディアムグロウン(610~1,220m未満)、ハイグロウン(1,220m以上)の3つに分類されています。 紅茶王子「セイ・ケニルワース」の名前は、ミディアムグロウンを代表する主要産地ディンブーラの名園に由来しています。
おすすめの茶葉
  • ケニルワース
    とてもフルーティーな香り、くせがなく飲みやすいストレート向きのディンブーラ紅茶。
  • スリランカ ~光り輝く島~
    紅茶らしい香りとコクを追求した、ミルクにもレモンにもよく合うセイロンブレンド。
  • セイロン・キャンディ ~世界遺産の古都~
    フルーティーな香りと甘み、親しみやすい味わい。セイロンの名産地、キャンディ紅茶のブレンド。